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ニッタクの守備用ラケット 羽佳 が廃盤

ニッタクの羽佳が廃盤になるそうです。

同じケブラーを搭載したティルナは残りますが、板厚は少し薄く、弾みもスローになるので、羽佳を使い込んでる人は予備を購入しておいた方が良いかもしれませんね。

 

話変わって、試合の動画を見ると村松選手のフォアがテナジーになっているように見えます、もともとテナジー64を使用していたそうなので戻ったのかなと。

塩野 DEF レビュー

塩野選手の名前を冠したドニックのラケット、塩野DEFのレビューです。

年明けの全日本で活躍するかと思いきやご本人は使用していないそうで、スペックが特徴的なだけに誰向け想定なのか少し疑問。

日本でもヒットしたデフプレイセンゾーと、VICTAS松下浩二との比較でレビューします。

外観

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発売前に公表されたスペックで目立ったのは、このブレードサイズ。

161x152mmというサイズは、カット用ラケットとしては一回り小さく攻撃用ラケットのコルベルに近いサイズになります。

塩野DEFはレビュー待ち - カットマンマニアの卓球ブログ

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合板構成は三枚合板の全てスプルース(高級イタリア松)、板厚は6.1mmとカット用ラケットの中でも厚めの部類で、スプルースは柔らかくやや弾み、添芯として使われることが多い木材です。

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私が塩野DEFで一目惚れしたのがこのグリップ。滑らかな円柱に近い3Dグリップとなっております。

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グリップエンドからブレードに向かってなだらかに薄くなっており、握ると自然と深めのグリップになります。プレー中に浅いグリップに変えると親指が引っかからないのですっぽ抜けてしまうかもしれません。

弾みと打球感、しなり

檜単板が薄くなって弾みが落ち着いたような感じです。

柔らかめで弾み、高めの音、0.3〜0.5mmの粒高では結構手に響きます。

デフプレイセンゾーは硬くて板が薄かったのでポコポコと球威が抜けるような感じでしたが、塩野DEFは押し負けない。

しなりは、松下浩二よりはしなりますが、デフプレイセンゾーのようにぐにゃっとはしなりません。

デフプレイセンゾーよりは攻撃がしやすいですね。松下浩二よりは回転がかけやすいです。

塩野選手のアドバイスを受けていますが、デフプレイセンゾーとは違うタイプのラケットでした。

試打

サーブ、ツッツキ

手に響くので切ってる感触がわかります。今までで一番わかるラケットかもしれません。粒高のツッツキが切りやすく松下浩二よりも切れました。

カット

そこそこ弾くので細くて長い粒高で切ると回転が残ります。特にカールP-1R、フェイントロング2はかなり切れる。

ドライブ

五枚合板の松下浩二よりもしなるのでギュッと回転をかけやすく、なおかつ飛距離も出ます。 初速はあまり出ないのでスマッシュよりもドライブ向けです。

総評

ブルーファイアJP01 2.0mm

フェイントロング2 0.5mm

と合わせて155gとかなり軽量なのに、攻撃もできてカットもかなり切れます。

軟らかくて弾む打球感とデフプレイセンゾーほどではないけれど”しなり”がほしい人におすすめです。

攻撃とカットは調整しやすいものの、粒高でのブロックでは極端に弾まなかったり、プッシュの変化が大きかったり台上が少し難しいと感じました。 

フラットに強めに当たると結構弾みます。そのため、VICTAS松下浩二より咄嗟のカットは難しかったです。

デフプレイセンゾーに比べるとねっとりした遅いカットにならないので、プレーが早く忙しくなるかもしれません。

ブレード自体は朱世赫や松下オフェンシブで攻撃するような人には物足りない弾みかもしれませんが、そこはラバーでカバーできると思います。

同じDONICで大ヒットとなったデフプレイセンゾー、こちらは極端に弾まなくドライブを抑えるのに特化しているため、攻撃で得点するのは難しいラケットでした。

松下浩二くらいの弾みではラバーの選択が限られてしまう、重量が気になるといった悩みを解決する1本として候補に入れてはいかがでしょうか。

年納めの練習

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年納めの練習をしました。

台から5m以上離れることができる広い体育館での練習なので、カットやドライブの引き合いでスペースを使えて満足です。

パートナーもカット打ちに慣れてきてくれて気づいたのですが、塩野DEFとブルーファイアJP01の組み合わせはかなり弾みます。

ベトナムでカット打ちができる人が少ないので、弾まない粘着ラバーでツッツキやループドライブを処理することが多かったのに比べ、スマッシュに近いドライブを打ってくれるので今の用具の良いところ悪いところがわかりました。

ラケットを交換して塩野DEFとフェイントロング2の切れも確認できたので良かったです。

 

ブルーファイア JP01 レビュー

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テナジー以降、ラザント、ラクザ、ファスタークなどを使って来まして、しばらくはファスタークP-1に落ち着いていましたが、もう少しドライブに飛距離がほしくなり変更することにしました。

ドニックのブルーファイア JP01です。ポストテナジーとして紹介されるターボではありません。

JP01 ターボとこのJP01の違いは粒の高さだそうです。

ターボは、JP01よりも粒を低くすることでグリップ力をアップしているそうですが、塩野選手があえてターボではないJP01を選ぶ理由は、シートに食い込みがある方がカットが抑えやすいからだそうです。

卓球王国WEB | 卓球用具レビュー>ブルーファイアJP01ターボ[ドニック]

なぜ塩野選手はブルーファイアJP01を使うのか | 「たくつうPRESS」

私もファスタークP-1で気に入っている点はシートの柔らかさとスポンジの硬さであり、今回のJP01は比較的似ているのではないかという期待で試打をしました。

まず、軽く打って驚いたのはあのラバーに似てることです。

パートナーにも打ってもらいましたが、テナジー64っぽいねと同じ感想。

系統としては、ヴェガアジア、テナジー64のようなスピード重視のスピン系テンションだと思います。

硬度はファスタークP-1と同じ47.5°のようですが、JP01の方が軟らかく感じ、球の掴みや、スポンジのバネ感がテナジー64に似ています。

数回打ってすぐに気に入りました。

ラクザのように特別個性的ではないですね。

以前、シートは柔らかく強打は弾むラバーとしてヴェガアジアを使用している時期がありました。しかし、ラクザやラザントを使った後ではカットの切れやドライブに力不足を感じ候補から脱落しました。

その後発売されたプラボール向けのDFはさらに柔らかくなってしまいヴェガアジアらしさは無くなってしまいました。

ヴェガアジアのような感触が好きだけど、プラボールになってから(特にニッタクとバタフライボール)は、グリップ力が気になるという人に良いかもしれません。

ヴェガアジアの上位互換と言えそうな性能です。

値段相応ということだけかもしれませんけど。

サーブやカットではシートの球持ちが良いのでよく切れます。ファスタークP-1よりもシートが掴んでいるのを感じました。

軽打では弾みますが勝手に飛ぶような弾みはではありません。

強打では快音が気持ち良く、テナジー05やラクザほど弧線は高くないので、前陣よりも中陣からのドライブがやりやすかったです。振れば勝手にコートに入る感じ。

打球は素直で扱いやすいため、相手も取りやすいです、球威よりもコース取りで勝負ですね。

カットは強打同様コートに入れるのが楽でした。上に跳ねないため飛距離の調整はしやすかったです。テナジー64では弾みが強く調整するほど余裕が無かったのですが、JP01は程よく弾みます。

バックカットはフォアと比べて意外にも抑えるのが難しかったので、反転するのならカットするよりもドライブを打った方が楽でした。

 

ドニックのラバーは初めてでラケット共にかなり好印象です。

こうなると、粒高のスパイクが気になってしまう。

ターボやMシリーズなどラインナップが多くて、初めてブルーファイアに挑戦する人は混乱しますよね。

バタフライのボール G40+

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バタフライの公式ボール、G40+で初めて打ちました。

地元の量販店では、ニッタクの40+プレミアムしか売っていないので地方に浸透するには時間がかかると思います。

打った感想としては、回転がかかりにくい、下回転が台で止まる、球が硬い、スピードが出る。と日本製のニッタクに近い感じです。

ニッタクに製造を依頼したが、断られたためドイツ製になったそうです。

ここで紅双喜と同じ中国製のTSPは苦しくなりそうですね、中国製のプラボールはセルロイドのボールにかなり近く、バタフライとニッタクに比べると軽くて柔らかく回転がかかります。

硬さとスピードははっきりと違うので、今後実戦向きの練習では使いづらいかもしれません。

 

G40+でドライブの引き合いをすると、初速が出る割には失速が早く、ラリーが続きます。

打球音も気持ち良く出るので楽しい練習でした。