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フェイントロング2とフェイントロング3の違い

VICTAS 松下浩二に、ゴクウスのフェイントロング2とフェイントロング3を貼った場合の比較です。
シートとスポンジの違いをざっくりまとめると、
・ロング2は、粒が細くて柔らかい。スポンジが硬い。
・ロング3は、粒が太くて硬い。スポンジは柔らかい。全然弾まない。
です。
 
前陣でブロックした時に、回転が反転するのはロング2です。ロング3はナックルに近い球になります。
カットの切れは、相手の回転を利用する場合はロング2。自分から切りにいくのはロング3でした。
 
粒高の宿命としてナックルや緩い球に対してカットしてもあまり切れませんが、ロング3では球持ちの良さと粒の硬さから、ツッツキでもカットでもかなり切れます。
ロング3の切れや打球感は、スーパースピンピップス・チョップスポンジ2ととても似ています。両方共とても柔らかいなアンチスポンジなので。
 
それに対してロング2は、相手のドライブに回転が乗っていれば、ロング3ほど速く切らなくても同じくらいかそれ以上に切れます。
ナックルに対して回転をかけにくいので、しっかり球の下を粒で擦る感覚が必要です。
 
球の軌道については、ロング2の方が低く直線的に飛びます。
相手のコートでバウンド後、ロング3は上に弾みますが、ロング2はそのまま伸びるように弾みます。
 
総評としては。
圧倒的な安定感と、回転系表ソフトの感覚で切っていけるロング3。
粒高らしい変化や、カットの切れを求めるならロング2。
になると思いました。
 
友人の感想では、打ちにくいのはフェイントロング2だそうです。
・ロング3はバウンド後に伸びないので、落ちついて打てる。カットのスイングが遅いとあまり切れていない。回転系表と同じ感じ。
・ロング2は咄嗟のブロックでも、同じスイングスピードのカットでも変化しているので球を見る必要がある。
とのことです。
 
補足:
相手がツッツキやストップ、回転が緩い球を打ってきた時に、カットが甘くなり叩かれてしまう人は、フェイントロング3が良いと思います。
カットで粘ってもプレーが単調になったり、万全の体制でカットできない人はフェイントロング2の方が変化があり、オートで切れてくれます。
 
フェイントロング系の売りは、安定するのにがっつり切れることだと思います。
ナックルになったり、切れたりと回転が変化するのはカール系の方が優れています。