カットマンマニアの卓球ブログ

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アジアのスピードグルー事情

今卓球を始めた人は知らないかも知れませんが、10年前はお金に余裕がある人や競技選手はスピードを増強する”スピードグルー”を使うのが普通でした。

今テナジーをフォアに貼っているカットマンは、タキファイアドライブにスピードグルーを塗っている人だったりします。

私の学校ではあまり使用者はいませんでしたが(あまりお金をかけていなかったので)、練習試合で他校へ行くと儀式のように対戦校の選手が黙々とグルーを塗っていたのを覚えています。

当時、岸川選手が試合前の夜に8回〜10回スレイバーに塗りこんで、試合当日もまた塗るという話を知って、試しにやってみたら感覚が無いような軽いタッチでも異常な弾みになるため、まともにドライブが入らなくて、これは背伸びしないほうが良いなと納得したのは良い思い出です。

スピードグルーを使うと打球音がハイテンションでは出ないような音になるので、今でも試合動画によっては怪しいと言われる選手がいますね。

憶測なので名前は書けませんが、スピードグルーは今も海外では普通に流通しています。

その証拠がこれ。

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Haifu 海夫のスピードグルーです。 

このブログで何度か取り上げていますが、少なくとも私の知っているベトナムのショップでは円安を利用した日本からの輸入か、中国からの輸入が多いです。

そういったショップで、”ラバーを貼る接着剤”というとこのボトルをどこでもみかけます。

説明書きでは、3〜5回塗ると1〜2時間スピードが増強されると書いてあり、私は守備的なカットマンなので1回塗った後、グルー効果が抜けるまで放置してからブレードに塗って貼り付けています。

たまに遊びでマークV ADの1.5mmに塗りこむと、テナジー05 2.2mmより弾むと言えばその効果がどれだけすごいかわかると思います。

ほとんどの人はこのグルーで貼り付けた後は、次にラバーを変えるまで貼りっぱなしなのでスピードグルーとして意識して使っている人は少ないようですが、問題なのはこれしか選択肢がないということです。

250mlで250円くらいなので水溶性の接着剤を買うよりも安くて多く、水溶性の接着剤はウケません。

となるとショップが入荷するのはこれになるのです。

ITTFは本気でHaifu含めて中国メーカーをチェックした方が良いかと思います、中国の卓球協会も自国の選手はフェアであるという証明をしなければいけません。