レブスピン レビュー
ニッタク2015年春新作のレブスピンです。
ニッタクで守備用ラバーというとモリストDFが有名ですが、レブスピンの方が弾まないそうです。また「高摩擦シート」と表現しているシートは、シート自体に粘着成分が混ぜてあり微粘着を感じます。
タキネスチョップと比較して、スポンジは同じくらいの硬さでしたが、シートの厚さはタキネスチョップより薄く、粒は細くて高いです。そして硬め。
ボールを押し当てて変形具合を見ると、タキネスチョップはシートがグニャッと変形してボールを包み込みますが、レブスピンのシートはグっと耐えます。
タキネスチョップは球威を抑えるのに長けたシートで、レブスピンはツッツキやカットで自分から強い回転をかけていくのに長けたシートだと思います。
スポンジが30度くらいなので球の食い込みはどちらも良いです。
粘着は、球にラケットを当てて持ち上げると0.5秒間くらいくっつきました。手で触るとぺとぺとしますが、持ち上がるほどの粘着ではありません。TSPの粘着シートを貼っても粘着力はあまり増えませんでした。
いつも使用しているVICTAS松下浩二ではなく、デフプレイセンゾーに貼ってしまったので純粋な弾みを見れませんでしたが、この組み合わせだと全然弾まないです。
玉突きをするとベチッベチッという感触。動画だと机の上に置いているので、玉突きだとさらに弾まないです。
使用感としては全体的にタキネスチョップに似ていますが、レブスピンの方が少し硬いのでスマッシュがしやすいと思います。
カットはタキネスチョップよりもルーズボールに対する切れがよく感じました。ラリー中にストップされて引き寄せられた時の咄嗟ツッツキも切りやすかったです。
あとは、練習中にラバーの汚れを拭いても中国製粘着ラバーのように回転力がヘタりません。粘着はあくまでサポートレベルで、もともとシート自体の摩擦力が高いのだと思います。
ドライブは飛距離が出ないので、後ろから攻撃は厳しいです。
飛距離は出ませんが、球持ちの良い柔らかいスポンジで低反発、シートは強い摩擦力もっているので、バウンド後に滑るような球になります。
タキネスチョップと違うのは、タキネスチョップはカットもドライブも弾みませんが、レブスピンのドライブは威力が出るというところです。
タキネスチョップのドライブは遅くて、尚且つ回転が素直なので角度さえ合わせられればカウンターもブロックも難しくありません。
対してレブスピンのドライブはカウンターしにくく、回転量もいつも一定という感じではありませんでした。
他の粘着ラバー同様、ピン球の白い粉がつくと一気に回転力は落ちますが、
中国製粘着ラバーは苦手で、スピン系テンションのグリップ、回転力がほしいけど弾みは抑えたい。そんなニーズに合うラバーと思います。
パワーヒッターには向きません、フルスイングで打っても球持ちが良すぎてフォームが悪くなりそうです。
位置的にはタキネスチョップの上位互換みたいな感じで、値段は安くはないので、どちらがベストかは財布に相談ですかね。
重さは、デフプレイセンゾーにレブスピン 1.5mm、TSP カール P-1R 1.0mmで153グラム。激軽です。