カールP-1R レビュー
フェイントロング系と並んで、ベストセラーの粒高カールP-1Rです。
左がフェイントロング2、右がカールP-1R。
粒が硬くて、根本から倒れるフェイントロング系に対して、柔らかい粒のカールは粒自体が曲がり、よく変化します。
安定感のフェイントロング、変化のカールといったところで、カットマンになってからは安定感重視でフェイントロング2を使っていました。
特薄(0.3mm〜0.6mm)を使ったことがありましたので、今回は薄(1.0mm〜1.3mm)にしました。
特薄は最もカットが切れて変化しますが、ツッツキが難しいです。前陣異質をやっているときも使いこなせずフェイントロング2を使っていましたので、かなり苦手意識があります・・・。
粒は、フェイントロング2に比べるとカールP-1Rの方が大きいですね。密集度もカールの方が高いです。
ただし粒自体はフェイントロングの方が硬いので引っかかります。
比較すると、
回転の影響の受けにくさ
カールP-1R > ロング2 > ロング3
ブロックでの変化
カールP-1R > ロング2 > ロング3
ツッツキの切れ
ロング3 > ロング2 > カールP-1R
ツッツキのしやすさ
カールP-1R = ロング2 > ロング3
プッシュのしやすさ
ロング2 > カールP-1R > ロング3
ルーズボールに対するカットの切れ
ロング3 > ロング2 > カールP-1R
強ドライブに対するカットの切れ
カールP-1R > ロング2 > ロング3
強ドライブに対する抑えやすさ
ロング3 > カールP-1R > ロング2
フェイントロング3は、変化系表ソフトに近いのでナックルに対しても切れますが、粒高として見ると変化が少なく単調なので相手は打ちやすいです。また、粒が硬いので、しっかりスイングしないと切れてくれません。良くも悪くも”引っかかる”ラバーです。
カールP-1Rは当てるだけでも変化し、スピン反転能力も高いです。そのかわり自分から回転をかけにくいので、相手のナックルサーブ→緩いカット→相手強打というパターンが回避できれば、カット用の粒高として優秀と思います。
切れと使いやすさのバランスが良いのはやはりフェイントロング2かと。
ツッツキについては、想像していたよりは切れました。
これまでフェイントロング3の極薄(0.9mm〜1.2mm)、フェイントロング2の極薄を使ってきましたので、このスポンジ厚に慣れていますし、特薄に比べると球持ちが全然違い使いやすかったです。
カールP-1Rが切れない人はスポンジを厚くしつつラケットを弾まなくすると切りやすくなると思います。
総評としては、フェイントロング2を使ってみて、ツッツキの切れよりも変化がほしくなった人にはおすすめ。
不満がなければカールP-1Rかフェイントロング2かはお好みで。
意外と切れるといっても、もともとカールはツッツキが切りにくい粒高なので、初心者はカールP-4かフェイントロング系からツッツキを切る練習をおすすめします。