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松下浩二スペシャル レビュー

およそ2年ぶりになるVICTASカット用ラケットの新作「松下浩二スペシャル」を手に入れました。

実際に試打できるのは年明けなので、まずはファーストインプレッションから。

 

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ブレードの表面、グリップの加工などとても丁寧に作られています。

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重さは89gで、ラケットコートを塗って90gになりました。

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板構成はこのように、非常に薄い上板の下に同じく極薄のフリースカーボンがあります。

板構成を知らずに玉突きをするとカーボンが入っていることに気づかないかもしれません。

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気になるスイートスポットですが、確かに通常の木材合板よりも一回り広く思えます。

内円がスイートスポットで、外円はスイートスポットに比べて7割くらいで打てるエリア。

重心は青点のところにありました。

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VICTASのフレアグリップを初めて見ましたが、特徴的な削りが入っています。

右利きの手のひらが触れる部分に傾斜がありました。店頭でバタフライやTSPのラケットと比較してもここまでしっかりと傾斜があるグリップはありませんでした。

フレアグリップを使いたいけど、引っかかる感じが苦手な人はこの削りを参考にすると良いかもしれません。

このラケット、左利きの人はどうするんだろう・・・。

 

商品説明にある”手に響かない”というのは、特殊素材ラケットにハイテンションの特厚を貼った時の感触に近いです。ブヨンブヨンみたいな。

ラバーの厚さを中(1.8mm)にしても、感触は常にそんな感じでした。

 

2016/01/13 追記:
試打では、ヴェガアジアとカールP-1Rを貼りました。

いつも使っているカールP-1Rで無印の松下浩二と比較すると、確かにスイートスポットの広さを感じます。

カーボンが入っているせいか打球感もよほど端に当たらない限り同じような感じです。

球の出方もだいたい同じ。

無印ではスイートスポットから少しずれると飛び方が変わって高く浮いてしまうことがあったので、振ればだいたい同じように球が飛ぶスペシャルでのカットは非常に楽です。

弾みについては無印より少し弾みますが、少し打てば慣れる程度です。

 

球離れはスペシャルの方が早いですね、無印で感じるしなりはスペシャルにはありません。そのため粒高の”切るツッツキ”が難しくなるかもしれません。

 

攻撃ではドライブよりもスマッシュが良かったです。

強打すると特殊素材らしい感触といいますか、カーボンが生きている感じで弾く打法に向いています。

 

総評としては、ガッツリ切っていくなら無印。安定したカットと強打時の威力を求めるならばスペシャルだと思います。

ドニックのデフプレイセンゾーは弾まないことで安心感がありましたが、スペシャルは均一に飛ぶことに安心感があります。