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VICTASの特殊素材

各メーカーが開発を進めている特殊素材。

ただかっ飛ばすだけではなく、しなりや吸振性、打球感を調整するなど用途は多岐にわたります。

 

そんな中でも、VICTASは”カーボン”だけで6種類の素材があります。

ウェブサイトを見てもイマイチそれぞれの性能がわかりづらいのでまとめてみました。

 

Vカーボン

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VICTASの最新素材。

防護服や宇宙服に使われる素材とカーボンを織り込んでいてとにかく強度が高く、引っ張る力に強く、反発力が飛躍的に向上した特殊素材。

硬くてかなり弾む。

ラインカーボン

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繊維を織り込まず、単一方向に並べた素材。

弾む割には軽量なのが特徴、若干しなりもある。

アラミドカーボン

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アラミド繊維とカーボンを織り込んだ素材。

カーボンより柔軟なアラミド繊維がしなりと球持ちを与える。

バタフライのアリレートカーボンにコンセプトは近い。(同じではない。)

ニッタクがよく使うケブラーはアラミド繊維のひとつなので、ケブラーカーボンとほぼ同じ。

フリースカーボン

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不織布タイプのカーボンシートで、布と言うだけあって柔らかく軽い。

弾くというよりもスイートスポットを広げる効果の方が大きく、コントロール向上に用いられる。

2種類の特殊素材を使うカルテットシリーズでは、全てのタイプにアウター素材として使われている。

シルバーカーボン

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グラスファイバーにアルミ繊維を蒸着させた特殊素材。

そう、つまりカーボンではない。

柔軟でしなりはあるが反発力が低く重いグラスファイバーに、弾むアルミ繊維を組み合わせている。

”アルミ繊維”でピンと来る人がいるかもしれないが、要はJUICがよく使うテキサリウム。

カーボンより柔らかいが金属的な打球感。

カーボン

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単体でも非常に硬く反発力がある素材。

VICTASでは純粋なカーボン単体を使用しているラケットはない。

ウッドファイバー

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木材由来の特殊素材。

他の特殊素材のように織り込まず一枚の素材を作るため、スイートスポットが広く打球感も純木材に近くなる。

スイートスポットの面積が純木材のみよりも50%増えるらしい。

 

カット用ラケットでは、松下浩二スペシャルにフリースカーボンが入っています。

強打する時はしなり、粒高でカットする時は薄い金属板のような感触があります。

バタフライから移籍した丹羽選手はフリースカーボンとアラミドカーボンを使用した、カルテットAFCを使用しています。

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