ブルーファイア JP01 レビュー
テナジー以降、ラザント、ラクザ、ファスタークなどを使って来まして、しばらくはファスタークP-1に落ち着いていましたが、もう少しドライブに飛距離がほしくなり変更することにしました。
ドニックのブルーファイア JP01です。ポストテナジーとして紹介されるターボではありません。
JP01 ターボとこのJP01の違いは粒の高さだそうです。
ターボは、JP01よりも粒を低くすることでグリップ力をアップしているそうですが、塩野選手があえてターボではないJP01を選ぶ理由は、シートに食い込みがある方がカットが抑えやすいからだそうです。
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なぜ塩野選手はブルーファイアJP01を使うのか | 「たくつうPRESS」
私もファスタークP-1で気に入っている点はシートの柔らかさとスポンジの硬さであり、今回のJP01は比較的似ているのではないかという期待で試打をしました。
まず、軽く打って驚いたのはあのラバーに似てることです。
パートナーにも打ってもらいましたが、テナジー64っぽいねと同じ感想。
系統としては、ヴェガアジア、テナジー64のようなスピード重視のスピン系テンションだと思います。
硬度はファスタークP-1と同じ47.5°のようですが、JP01の方が軟らかく感じ、球の掴みや、スポンジのバネ感がテナジー64に似ています。
数回打ってすぐに気に入りました。
ラクザのように特別個性的ではないですね。
以前、シートは柔らかく強打は弾むラバーとしてヴェガアジアを使用している時期がありました。しかし、ラクザやラザントを使った後ではカットの切れやドライブに力不足を感じ候補から脱落しました。
その後発売されたプラボール向けのDFはさらに柔らかくなってしまいヴェガアジアらしさは無くなってしまいました。
ヴェガアジアのような感触が好きだけど、プラボールになってから(特にニッタクとバタフライボール)は、グリップ力が気になるという人に良いかもしれません。
ヴェガアジアの上位互換と言えそうな性能です。
値段相応ということだけかもしれませんけど。
サーブやカットではシートの球持ちが良いのでよく切れます。ファスタークP-1よりもシートが掴んでいるのを感じました。
軽打では弾みますが勝手に飛ぶような弾みはではありません。
強打では快音が気持ち良く、テナジー05やラクザほど弧線は高くないので、前陣よりも中陣からのドライブがやりやすかったです。振れば勝手にコートに入る感じ。
打球は素直で扱いやすいため、相手も取りやすいです、球威よりもコース取りで勝負ですね。
カットは強打同様コートに入れるのが楽でした。上に跳ねないため飛距離の調整はしやすかったです。テナジー64では弾みが強く調整するほど余裕が無かったのですが、JP01は程よく弾みます。
バックカットはフォアと比べて意外にも抑えるのが難しかったので、反転するのならカットするよりもドライブを打った方が楽でした。
ドニックのラバーは初めてでラケット共にかなり好印象です。
こうなると、粒高のスパイクが気になってしまう。
ターボやMシリーズなどラインナップが多くて、初めてブルーファイアに挑戦する人は混乱しますよね。