タキネスチョップ レビュー
パッケージが変わったような気がする、タキネスチョップです。
シートが柔らかいのは知っていましたが、実際打ってみるとスポンジ硬度が近いレブスピンやマークV ADよりも柔らかく感じます。グニャグニャです。
スピン系ハイテンションを使うカットマンが増えている中、守備力を重視する人やカット初心者に人気があるラバーで、値段もお手頃です。
玉突き
とにかく弾みません。
ここまで弾まないラバーは初めてです。
柔らかいスポンジとシートで吸収し、粘着で離さない感じ。
粘着は強く2秒はくっついています。
2秒以上くっつく粘着ラバーは思い切りツッツキを切れますが、ドライブが遅い印象です。
ドライブ
粘着ラバーは弾まない代わりに回転量やスピードが変わるクセ球が出やすい特徴があります。
しかし、タキネスチョップはとても素直なドライブで、クセ球は出にくいと思いました。
スピードも逆モーションで打っても少し離れれば反応できてしまう遅さで、カットの合間にドライブを挟んでも簡単に対処されてしまい、これで得点は難しいと思いました。
スマッシュも試しましたが、球持ちが良いのでやはり遅いです。
カット
攻撃力と引き換えに、相手の強打はとても抑えやすかったです。
いつもより1m前でプレーしてもしっかり球が止まります。
松下浩二さんが、粘着が強いとナックルカットが出しにくいとおっしゃっていましたが、まさにその通りでタキネスチョップだと勝手に切れてしまうようです。
どうにかナックルカットをしても球がふわふわ飛んでわかりやすいので、変化をつけるなら粒高ラバー頼みになるかも。
もしくは反対側はハモンドみたいな回転がかからないシートのラバーとか。
カットの回転力はとても高く、私はあまり上手くないですが、カット打ちに慣れていない相手ならまず持ち上がらないキレです。
コントロール系ラバーのようにただ弾まないわけではなく、相手の球威を逃せているのか、かなり思い切り切ってもオーバーしないので、プレー中のストレスが無いのはいいですね。
その他
ラリー練習では、反転してバックハンドの軽打、ドライブ強打をしました。
食い込むのでバックハンドがとても簡単です、初心者の練習にも使えそうで、ペンの裏面打法にも良し。
タキファイアドライブや、タキネスドライブも使ったこともありますが、これらに比べると超守備用ラバーとしてまだまだ現役で活躍できると思います。
弾まなくて柔らかい粘着ラバーでひたすら守るといえば、シェチニンさん。
体力がすごいですよねー。