ラクザXは安定感抜群
ラクザXのレビューです。
かなり引っかかるシートで、軽いフォア打ちでも飛び出しが上の方になり、ドライブの弧線が高いので安定感があります。
シートとスポンジは両方硬いのでフラット気味に当てると回転がかかりません。
軽打では粘着ラバーの打ち方をするとかなりかかります。
以前、ハノイで中ペンの選手と試合した時に相手がフォアで使っていたのですが、最初は中国製の粘着ラバーかと思っていました。打ち方によってはそれに近い球に見えます。
パワーが無い人や、スイングフォームが安定しない人は、硬いシート表面だけで引っ掛けることになるので、ラクザXの良さは出にくいと思います、ラクザX ソフトの方が万人受けしそうです。
ちゃんと食い込むまで強打しないと飛距離が出ないので、ラクザ7 ソフトやラクザ9の方が弾む・飛距離が出るという人も多いかもしれません。
カットはラクザ7 ソフトやラクザ9に比べやりやすかったです。
ラクザ7 ソフトは、ぐにゃっと食い込んだあとの反発力があるので力加減が難しく、ラクザ9は軌道が真っ直ぐ過ぎて難しかったです。
それに比べると、相手のドライブにパワー負けしない点や、カットの弧線も低すぎず高すぎず丁度良い高さで出てくれるので、ハイテンションで弾むものの制御しやすいラバーでした。
ヴェガ アジアよりもう少し硬くした感じです。
ラクザ7 ソフトを貼った時よりカットがオーバーミスしないのでラケットをデフプレイセンゾーから松下浩二に戻しています。
シートが滑らない = 回転の影響を受けやすいので、レシーブに神経を使いますし、シートが硬いので薄く捉えないと切れません。やや上級者向けのラバーでしょう。